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sugar-holic

第5章 気に入ったよ

夕方6時。

『しらかわ』に集まったのは

私、浅野社長、平谷次長、そして…

「何で倉田がここにいるんだ?」

平谷次長が不思議そうに訊ねる。

「かたいこと言わないでくださいよ~」

当の倉田くんは、にこにこ笑って、さも当然のように席についてる。

なかなか肝の据わった人、だよね。

「昨日、社長からお電話頂いた時、一緒にいたもので…」

私が助言すると、浅野社長が驚いて

「え?あの時間にまだ仕事してたのか!?」

「あ…もう帰ろうとしていた時で」

「そうなんですよ。課長、仕事熱心で。毎日残業してるんですよ?」

倉田くん!!さらっと何言うの!?

「支店は決済書類多いからなぁ。俺も苦労したよ」

次長が笑いながら言ってくれたお陰で、場の雰囲気が和やかになった。

「へぇ、本社は雑務が少ないのか?」

「支店に比べたら。まぁ、その分上がってくる情報も少ないんで、網は張っとかないと知らないまま終わってる事もありますね」

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