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sugar-holic

第1章 いきなり転勤!?

その週末。

今日は強司(つよし)の家にお泊まりデート。

夕御飯を作って、向き合って食べながら、話を切り出した。

「あの…さ」

「ん?何だよ」

食べることに集中してるのか、こっちを見ない強司にいらっとする。

「ねぇ、聞いて。私、転勤の辞令がきたの」

「は?」

眉を寄せて、怪訝な顔でこっちを見た。

「異動すんの?どこに?」

「岐阜」

「…どこそれ」

え!?強司、本気で言ってる!?

「どこって…名古屋の近くの」

「あ~、はいはい。名古屋ね」

合点が言ったのか、小刻みに頷いてみせる。

近く、って言うだけで、名古屋と岐阜は違うんだけど…。

多分…ううん。絶対、言っても無駄だわ…。

「…それで?何か言うこと、ないの?」

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