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sugar-holic

第1章 いきなり転勤!?

強司の態度に焦れて、強めの口調になってしまった。

私達、付き合ってもう2年だよ。

何かしらの話があったっていいんじゃない!?

「うーん、遠いな」

「…そうだね」

ここから岐阜まで、二時間…三時間?

転勤になったらなかなか会えないかもしれない。

転勤、断れよ…って言う?

離れるの辛いから結婚しよう、なんて言ってくれたら…

「じゃ、俺ら終わりだな」

へ?

予想してた言葉とは真逆すぎて、固まったまま強司を見た。

「だって俺、遠距離恋愛なんて無理だし」

「何で無理なの!?」

瞬きを何度か繰り返して、ようやく聞いたのに

「やりたいときに会えねぇなんて無理だろ」

「…それだけ?」

強司にとって、私って…セックスの相手、ってだけなの!?

「他に何がある?」

笑いながら言う強司を見ていたら、頭の奥で何かが弾けた。

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