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sugar-holic

第8章 思い出した!!

結婚か…。

もしも、岐阜に転勤しなかったら。

あのまま、東京にいたとしたら…。

私は強司と結婚していたんだろうか…?

「結婚かぁ…」

遥ちゃんが呟いた。

「この中で結婚が近そうなのって…」

その言葉に、全員の視線が美帆ちゃんに集まった。

「え?あたし…ですか!?」

皆の視線にうろたえながら、顔を赤くしている。

「だよね~」

「妥当じゃない?」

千秋ちゃんと遥ちゃんが目配せして言う。

「あたしより比呂子さんの方が…」

「うちは長いから。指輪もくれないし」

美帆ちゃんが、あ!と急いで手元を隠すけど、皆にやにや笑っていた。

「今週入ってから着けてるよね」

「そう言えば週末、次長来てたよね」

比呂子さんの指摘に、私が乗ると、

「え?婚約指輪!?」

「そっか。遂にね~」

「おめでとうございます!!」

皆がそれぞれにお祝いの言葉を贈った。

「え!?待って!!そうじゃないです!!」

美帆ちゃんが大慌てで止めに入る。

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