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sugar-holic

第8章 思い出した!!

「今さら照れなくてもいいって」

千秋ちゃんが茶化すと、美帆ちゃんは顔を赤くして叫んだ。

「だって、まだプロポーズされてないですもん!!」

「…は?」

急に頭上から降ってきた声に驚いて振り向くと…

「倉田くん!?」

振り返った先には、あきれ顔の倉田くんがいた。

「皆さん声大きすぎ。もうちょっと大人しくしましょう?オトナなんだから」

「何でここにいるの…!?」

「偶然です」

しれっと答えると

「声掛けられる前に掛けただけですから。どうぞごゆっくり」

くすっと笑うと、去り際に美帆ちゃんの頭を小突いて行った。

「いたっ!!…もうっ!!」

美帆ちゃんは顔をしかめた。

「何?相変わらず苛められてるの?」

「これでも前よりは少なくなったんですよ!?」

「え?いじめ!?」

驚いて聞き返すと、比呂子さんが笑いながら

「倉田にとって、弄りキャラなんだよね」

「そんなポジション要りませんから!!」

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