
アクセサリー
第5章 再開2
中野さんは私の手を優しくひいてレストランに連れていった。
通されたのは窓際にある個室だった。
そして窓からは東京タワーが見えていた。
早速運ばれてきた、シャンパンで私達は乾杯をした。
乾杯した後に一瞬だけ目線を東京タワーにやった。
この時間が忘れられない思い出になりますように。
と願掛けをして、クイっとシャンパンを飲んだ。
中野さんとの話は面白くてあっと言う間に2時間近く経ってしまった。
デザートのシャーベットが運ばれてきた時に
中野さんが私に聞いた。
「七海ちゃんがここまで綺麗になったのは誰の影響かな?」
といってまっすぐに私を見てきた。
私は一瞬息が止まった。
「それは言えませんよ」といって微笑み
溶けかけているシャーベーットに急いで手を伸ばした。
「なんだか妬けるね」といって中野さんは
嬉しそうににこにことしていた。
「七海ちゃん。ちょっとお化粧室にいっておいで」
と促され、私は慌ててクラッチバックを抱え、お化粧室に向かった。
中野さんはいつでも私の心を掻き回す。
化粧室の大きな鏡に映った私は2年前までの自分とは
大分かけ離れていた。化粧崩れでもしているのかと
思って、顔を鏡に近づけたが、完璧なフルメイクを保っていた。
口紅だけ塗り直し、私は席に戻った。
その瞬間、東京タワーが真っピンクをキラキラと
させていて、真ん中にはNANAMIと
ローマ字で書かれた名前が黄色でキラキラしていた。
驚きを隠せず、思わず窓際まで走り寄った。
「姫?お気に召しましたか?」
「え?どういう事?これって??」
「七海ちゃんって東京タワー好きでしょ?それでちょっとしたサプライズだよ」
「あのっ凄すぎて、なにも言えないよ、ありがとう」
「俺は七海ちゃんが喜んでくれればいいんだよ」
通されたのは窓際にある個室だった。
そして窓からは東京タワーが見えていた。
早速運ばれてきた、シャンパンで私達は乾杯をした。
乾杯した後に一瞬だけ目線を東京タワーにやった。
この時間が忘れられない思い出になりますように。
と願掛けをして、クイっとシャンパンを飲んだ。
中野さんとの話は面白くてあっと言う間に2時間近く経ってしまった。
デザートのシャーベットが運ばれてきた時に
中野さんが私に聞いた。
「七海ちゃんがここまで綺麗になったのは誰の影響かな?」
といってまっすぐに私を見てきた。
私は一瞬息が止まった。
「それは言えませんよ」といって微笑み
溶けかけているシャーベーットに急いで手を伸ばした。
「なんだか妬けるね」といって中野さんは
嬉しそうににこにことしていた。
「七海ちゃん。ちょっとお化粧室にいっておいで」
と促され、私は慌ててクラッチバックを抱え、お化粧室に向かった。
中野さんはいつでも私の心を掻き回す。
化粧室の大きな鏡に映った私は2年前までの自分とは
大分かけ離れていた。化粧崩れでもしているのかと
思って、顔を鏡に近づけたが、完璧なフルメイクを保っていた。
口紅だけ塗り直し、私は席に戻った。
その瞬間、東京タワーが真っピンクをキラキラと
させていて、真ん中にはNANAMIと
ローマ字で書かれた名前が黄色でキラキラしていた。
驚きを隠せず、思わず窓際まで走り寄った。
「姫?お気に召しましたか?」
「え?どういう事?これって??」
「七海ちゃんって東京タワー好きでしょ?それでちょっとしたサプライズだよ」
「あのっ凄すぎて、なにも言えないよ、ありがとう」
「俺は七海ちゃんが喜んでくれればいいんだよ」
