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第2章 最強タッグ

そうちゃんは両腕で自分を
抱きしめてクネクネしている
エクスタシーを感じてるみたい

「あたい、色黒のムチマッチョに弱いのよ〜この人完璧。食べちゃいたい、いや、逆ね、食べられたいわぁ〜」

どうやら相当気に入ったみたい
ならば話は早い!

「じゃあ明日三人でご飯食べない?」

「ひゃっ!」
そうちゃんは両手で頬を包んだ
女よりも女らしい

「行くの?行かないの?」

「行くわ!行かせてちょーだい!!あれ?でも一応クライアント…お客様なわけでしょ?あたいが勝手に割り込んでいいのかしら?」

「そーこーで!作戦があります!七海とそうちゃんのスペシャル技!あざとく割り込め作戦よ!」

「なによそれ?怪しいわね。」

二人きりの家で私は
そうちゃんの耳元で
コソコソ話をした

コソコソ話を聞いたそうちゃんは
目がいつもの3倍輝いていた

「あたい、演技もあざといのも得意よ!ちなみに、寝技も♡ふふ楽しみだわ〜早く寝なきゃ!明日は美容院にエステも予約しちゃお〜っと」

完全にノリノリなそうちゃん
気合い入ってるし
そして私もめちゃくちゃノリノリ
もちろん私も気合い入れてる

「あぁ〜いいなぁ、美容院とエステ私の分も予約しといて。お願い!」

「今回はあんたのお陰で、色気MAX色黒ムチマッチョに出会えるわけだから、あたい奢るわ!」

「えーーー!いいの〜!やったー!じゃあ一番高いコースにしちゃお」

「ほどほどにね」
そうちゃんは満面の笑みだった。

「待ち合わせは19時に六本木、グランドハイアットのマデュロね!作戦はここからね!」

「おっけい、おっけい!あたいに任せて」

「任せる任せる!じゃ早く寝なきゃ!夜更かしは女の大敵だよ!」

「あたい、今日泊まるわ。で、ここから美容院とエステ回って〜一旦帰って、また来るわ!」

「そんなに私といたいわけ?」
ニヤニヤが止まらない

「べっ別にそういう訳じゃなくて、ただあんたといると楽しいのよ!それにあんたのヘアメイクだってしなきゃだし〜…」

照れるな、聡一郎よ、
私だって照れちゃう。
なんでおネェ…じゃなくて
妖精さんとこんなにも仲がいいのか
自分でもびっくりする

「わかった、わかった。一緒に寝る?」

「いやよ!あんたみたいなのと同じ布団なんて!」

照れてんのか本気で嫌なのか
わからない。それもまたウケる


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