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幸せになるための魔法~一粒の雫~

第2章 前触れ

「あのさぁ、妊娠のことなんだけど」



食事もやっと揃って、さぁ食べようとしたとき、彼がそう言った。


私は食べかけていた手を止めて、小さく頷いた。

生唾を飲み込み、彼の次の言葉を待つ私。







「産んでいいよ。結婚、する?」





人生で最も幸せな瞬間だった。





―――――これがとんでもない不幸の始まりだなんて、このときの私は夢にも思ってなかった。




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