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硝子のルージュ

第1章 #1 甘い生活

「ホントに何でもない」


「駅員に対するストーカーって初めて聞いた」


「柏森さん、イケメンだから」


サービスセンターの中で鳴海と他の女性駅員はそんな会話をしていた。


「柏森さん、イケメンなのは顔だけです。性格はちょっと…ですが」


数日前にも千種の周辺に女子高生がいたのを鳴海は目撃していた。

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