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硝子のルージュ

第2章 #2 忍びよる影

部屋に戻ってからベッドに転がっていろいろと考えた。


(しかし、あの女…どうやって俺の居場所をつきとめたんだろ…店長も俺と用宗が辞めてすぐに代わったし、ホストの大半も入れ替わったから…知ってる人いないはず…)


そこまで考えてから千種はふとあること思い出した。


辞めた人の履歴書などは普通、個人情報に当たるため、破棄されるのだが、あの店はそれがしてなかったのを思い出した。

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