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素直になれよ

第1章 無口な彼

いつものように学校に行き
いつものようにバイトで
いつの間にか太陽は沈んで夜がくる。
バイト帰り一人歩いていると
前から見たことある顔が。

宮野 雅人だ。

思わず彼から目をそらしてしまう。

「あっ」

こっちに気づいたみたいだ

「沙良じゃん。」

彼は小さく呟いた

…そういえば名前

あたし名前なのったっけ?笑
ぽかんとしている沙良

雅人は察したのか
「一緒に住むヤツの名前くらい覚えてるから」
さらっと言うと
家に向かって歩き出した

沙良もゆっくりと後ろをついていく

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