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素直になれよ

第1章 無口な彼

––––––次の日––––––
沙良はいつもより一人前多くご飯を作る。

これじゃ食費も考えなきゃなぁ
そんなことを考えると
ため息がでてしまう。

すると部屋から雅人が出てきた

「………」
こっちを見つめてくる

「…おはようございます、あの、
よかったら朝食どうぞ」

そう言って沙良は学校へ向かう準備をし始める。


(…あたしのこと嫌いなのかな)


彼は無言でまた部屋へと戻って行ってしまった。

「…いってきます」

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