テキストサイズ

先生×生徒

第1章 放課後の教室

私が後悔していると、

「顔、上げて」

いつもより少し低い先生の声がした。
ちょっと怖かったけど、ゆっくり顔を上げた。

「一回しか言わない。よく、聞いて。」

すうっと息を吸って、はぁっと息を吐いている先生が、凄く色っぽく見えた。

「確信に近い多分なんだけど、俺、千葉さんが好きだ」

、、、え?先生今なんて?す、好き?せ、先生が私を?本当に?

「あー、ごめん。きもいよね。こんなおじさんが」

頭をかきながら、立ち上がって、席を離れようとした先生。
行ってほしくなくて、手を掴んだ。

「私、先生が好きだから、大好きだから、理科を頑張っていたんです!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ