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歌に載せて

第6章 Gimmick Game

松岡昌宏



それは俺が初めて付き合った人だった




でも、今考えるとあなたへの気持ちは憧れという形が恋と勘違いしただけだったのかもしれない




貴方に褒められたくて





褒めてもらう時の頭を撫でてくれる手が嬉しくて




ダンスだって


歌だって頑張った



ハジメテの時だって痛かったけど
優しさが伝わってきて嬉しかった





お互い忙しくてなかなか会えないから俺を囲うマンションを買ってくれた時はずっとこのままいれるんだと思ってた







今考えれば

「愛してる」ってコトバだって




俺を快感へと誘ったシグサだって




嘘だったことなんて




貴方の目を見れば一目瞭然だったのに

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