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歌に載せて

第7章 Cry for you



智side


朝目が覚めてなんだか心に胸騒ぎを覚えて


潤の部屋に向かった



するとそこはものけのからで俺は驚くことしか出来なかった





足に力が入らず何度も俺達が愛したベットに腰掛けるとなにか違和感を感じた




尻の下へ手を滑り込ませると




そこには宛名もない一枚の便箋があった


中身は




「早く俺を叔父さんにしてね?

貴方もう大丈夫だから」

っていう短い文章だった






気がつくと視界が歪んでいて


声を殺して静かに涙を流した





「お前がいないと寂しいよ」



もう、お前は


遠く遠く声が届かない場所にいるというのに
俺はつぶやいた

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