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歌に載せて

第1章 Dear Snow


潤「翔くんさ、、もしかしてだけど
ニノの後を追いかけようとしてない?」


びっくりした


俺が考えていたことをもろにあててきたから


潤「それじゃあ、ニノが別れた意味ないじゃん!」


潤は目を潤ませながら言った



潤「翔くん。

ニノはね自分が死んだら翔くんが悲しんで後を追いかけてくるんじゃないかって心配してたんだよ。



だから、そうならないよ俺と付き合うことで嫌われようとしたんだよ。



その、気持ちが翔くんわかる?」




翔「がっ…癌ってことはいつからわかってたんだ?」



潤「半年前らしいよ。


俺に言ってきたのも1ヶ月ぐらい前だから、長い間独りでかかえこんでたんだよ」






そんなにも前から……



気づいてやることもできなかったのか……



俺は悔しくて涙を流すことしかできなかった





潤「だから、もう後を追いかけようとしてないで。


お願いだから




ニノの想いを無駄にしないで。



これ、ニノからの手紙


たぶんそれがニノの最期のことばだから」



そう言って潤は部屋から立ち去った




俺は、悩みながらもニノからの手紙を手にとった


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