
歌に載せて
第8章 Lotus
雅紀side
PM6:00
いつもはだらだらやってて残業続きだった仕事も
二宮くんが家にいると思うと
二倍速ぐらいにやりきって
いつもより早く終わって会社を出て
帰りがけにスーパーによって夕飯の買い物をした
二人分だから、いつもより重いはずなのに
そんなことは少しも感じなかった
アパートの前に来て自分の部屋を見上げると
もう暗いはずなのに電気がついていなかった
出ていっちゃったのかな…
っていう不安と
寝てるだけかもという
ポジティブな考えを持って俺は部屋のドアを開けた
やっぱり部屋の電気はついていなくてがっかり気分のままリビングに向かい
電気をつけた
するといないと思っていたのに
体育座りで丸まっている二宮くんがいて
びっくりしたのと安心したのが両方きた
相葉「もう、いるなら電気つけてていいのに(笑)
もう心配させないでよ」
二宮「すみません…」
相葉「お腹空いてる?
今日はねハンバーグにしようと思ってるんだー」
なんて言いながら食材を冷蔵庫に入れようとすると
昼ごはんに作っておいたチャーハンが朝のまんま置いてあった
相葉「二宮くん?
お昼食べてないじゃん
たべなきゃだめだよ
また体調崩すよ」
食べてくれてないのがちょっと
むかついて強く言った
でも、そこには
二宮「…
勝手に電気つけたら叱られると思ったし
レンジ?とか言うものの使い方とかわからないから」
そんな理由があったらしくて
すぐに後悔した
相葉「ごめん ごめん
俺の考えが足りなかったね
何も食べてないならお腹空いてるよね
すぐご飯作るね」
そういって俺は直ちに夕飯の支度をした
そのあと何事もなく夕飯を食べ終え
風呂に入り昨日のように別々に寝た
