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歌に載せて

第8章 Lotus


二宮side


いつも以上に暖かくて

それがちょっと暑いくらいで


ちょっと動こうとするとギュって何かが絡まりついてくる

でも母親に包まれているみたいでとっても安心した



目を覚まして上を見上げると
相葉さんの寝顔がすぐ近くにあってびっくりした


その拍子にちょっと声を上げてしまったから
相葉さんを起こしてしまった


相葉「おはょぅ
二宮くん」


二宮「あの、なんでこんなことに?」


相葉「うん、そのことなんだけどさ」

そう言って、相葉さんは腕を外して布団の上に正座したから


俺もつられて向かい合って
正座した


相葉「あのね、気づいてないのかもしてないけど

二宮くん寝てる間にも震えているのね


その他にも俺が不意に触れてしまった時にもさ…



今まで二宮くんが話してくれるんだったらいいなって思ってた

でも、聞かせてくれないかな

君の過去を…」




いつかは聞かれると思ってた



正直思い出したくない

でも、ここまでしてもらってるし


俺をこの数日間の間で十分に癒してくれたのは相葉さん

でも

話すことはできない

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