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歌に載せて

第8章 Lotus




ふと、隣から声がすると思って目を覚ますと



二宮くんが眠りながら声を殺して震えていたのだった


その小動物なような弱さを守ってあげたくなって




これ以上ひどくなるかもしれないことが頭の中に浮かんだけれど






俺は手を伸ばして二宮くんのことを抱きしめた



すると徐々にだけど震えが収まった気がして安心した





そして俺もそのまんま眠りについた

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