歌に載せて
第8章 Lotus
次の日
昨日は家にあるカップラーメンでなんとか空腹は過ごせたものの
まだ満たされてはいないみたいで
早く目が覚めてしまい
それは二宮くんも一緒みたいで
相変わらずれいぞうこのなかが空っぽなのには変わりないから
2人てコンビニに買い物へ向かった
その帰りまだ時間はあったから
2人で近くの公園へ寄った
そこには池があってそこに行くと
二宮くんは急にしゃがんだ
俺も同じように隣にしゃがんだ
相葉「どうしたの?」
二宮「この花の名前って知ってる?」
そういって指さしたのは池の中に咲いている淡いピンク色の花
相葉「蓮じゃないっけ?」
二宮「正解!
俺ね…この花見て思うんだ
相葉さんみたいだって
だってね?蓮の花言葉には
『清らかな心』ってあるんだよ
それってまさに相葉さんぽいじゃん
ふふっ」
相葉「そんなふうに見えてんなら嬉しいな笑
じゃあ蓮の花を大きく咲かすにはどうすればいいと思う?」
二宮「そんなの決まってんじゃん
きれいな水じゃないの?」
相葉「残ねーん不正解
蓮の花はね、変わってて
汚い泥水が必要なの
だからねこう思うんだよ
俺達もさ
どんなに辛い思い出したくない過去があったとしても
輝かしい未来はきっとくるんだって
だからそんな将来(ストーリー)を一緒につくっていかない?」
二宮「うん…
一緒にね!」
相葉「じゃあ帰ろっか」
二宮「あっ、俺もう一つ蓮の秘密知ってる」
相葉「なに?」
二宮くんは俺の耳元で
二宮「昔媚薬に使われてたんだって
だから、今夜も相葉さん
僕のこと癒してね?」
なんて可愛いことをいうもんだからすぐそばで押し倒そうかと思ったけど
外だし
朝だし
もうすく仕事だし
そこは理性をはたらかせて収めた
だからお返しに
相葉「覚悟しとけよ
和也」
って言ってやった
自分からふっかけてきたくせに
顔を真っ赤にしているんだから
本当にかわいいやつだ