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ガンダムカイザー

第5章 恋人たち

ハリーは自室に戻るとキッドに指摘されたエロ本を取り出した。なんでこんなものを持っているのがバレてるんだろう?男なら当然のことだよな・・キッドは女なんだよな・・心は完全に男か・・

キッドとユウリのキスシーンやユウリの腰に手を回しているキッドの姿が焼きついて離れない。

女同士のカップルってあの後どうなるのだろう?

水浴びの時に思わず見てしまったセシルの裸も浮かんできたが、頭を振ってそれはかき消した。
好きな女のコは汚せない、たとえ妄想でも。

エロ本を見て、キッドとユウリを重ね合わせてハリーは男の部品をまさぐった。

こんなことしてるのがセシルにバレたら嫌われるよな、それにキッドとユウリなんか使っちゃって顔を合わせづらいな、どんな顔をして接すればいいのか・・

落ち着きを取り戻すと同時に罪悪感、虚無感、自己嫌悪に襲われるハリーであった。

その頃、キッドとユウリもまた恋人の営みを行っていた。華麗に美しく、そして激しくふたつの花は咲き乱れていた。

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