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君は少しも悪くない。たぶん

第4章 いま、の後


結構前に、自分の気持ちには気づいていた。


ニノが、好きだ。
それまで生意気にしか見えなかったニノは、
何をしていても可愛く見えてしまっていた。


ただ同時に、彼の気持ちの先には自分が居ないことが痛い程分かった。


奪おうかとも思ったけど、相手はなんせ翔くんだ。
一瞬で諦めた。
しかも溺愛しあってるよコイツら。


悶々とし続け、約6年。


1週間前に俺は恋敵に呼び出された。

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