君は少しも悪くない。たぶん
第1章 出会い
ずっとCDの売り上げも下がりっぱなし。
大変だった。
何年かたったとき、メンバーの1人が入院した。
仕事が原因で、…といっても楽器の練習のしすぎ。
最初は軽く考えてたけど、次第に重大な事になったと気づいた。
もしかしたら、嵐を離脱するかもしれないと事務所には言われた。
小さい頃から隣にいる雅紀が。
いつもなんだかんだ言ってまとわり着いてくる雅紀が。
離れてくなんて。
俺には考えられなかった。
4人でミーティングをしたのはそんな時だった。
誰かが、俺達は運命共同体だから。と言った。
あの日あれを言ったのは誰だったっけ。
もう、関係ないね。
あれから散々話して、段々分かって。
季節も巡って散々泣いたけど。
アイツとは、いつのまにか今みたいな関係になってた。
アイツとは、そう。
松本潤。