君は少しも悪くない。たぶん
第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!
「おーのさんの、ばかぁ」
それは、8月4日のこと。
火曜日のしやがれの収録終わりで、3人で飲みに行ったのだ。
3人、とは、
俺、あいばか、翔さん。
「お前、今あいばかって」
「言ってません。」
なぜか隣に居るはずの俺のダーリン松本潤は、
宮城の打ち合わせをしに事務所に行った。
仕事だからさ。分かるけどさ?
“…俺と宮城、どっちが大事なの?”
思わず聞きそうになっただろーが。
いや、分かってますよ。
「宮城の方が大事かぁ〜」
宮城に妬く俺って、なんなの。
「雅紀、今ニノからかったらキレられるぞ?」
「うん。でもさ、今この人宮城に妬いてたよ?」
「うるせぇあいばか。」
一気にビールを煽った所で
「ニノ、飲み過ぎ。」
翔さんに止められる。
「そいやさっき、大野さんがどうのって…」
「あぁ…今日の収録の話」
そう、今日の収録の話。
発端は、俺が選んだ
潤くんへの誕生日プレゼントのこと。