
君は少しも悪くない。たぶん
第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!
〜二宮side〜
パーティーは、3時間近く続いた。
あり得ないくらいおーのさんが泥酔して、俺に絡んで来た。
「ニノぉ、かわいいねぇ〜」
「はいはい、分かりましたから」
「さとしくん、ほら二宮くんは潤さんのだから」
「えぇ〜、じゃあ俺はぁ?」
「おーのさんはシゲのもの」
「ほんとぉ?やったぁ〜」
と言って、シゲに凭れて寝落ちした。
「すいません、ありがとうございます」
「いやいや、シゲは悪くないでしょ。」
「しっかし…二宮くん、全然違和感ないっすね〜」
これは…誉め言葉か、否か。
「あ、ありがと(笑)」
「今の二宮くん、写真で丸山くんに送ったら悶絶しそうですよね」
「あ〜っそれだけは止めて。アイツさぁ、結構なガチだから。」
「やりませんけどねぇさすがに。」
時間が23時を回った所で、
「我々は退散しますか、そろそろ」
翔さんが、相葉さんとおーのさんを起こしつつ、シゲに声をかけた。
「はい、お邪魔しちゃったんで。」
「マジ?もうちょい居れば良いのに。」
「いえいえ、お邪魔でしょうから(笑)」
「こちらもこれからですからね〜」
2人の酔っ払いを押しながら、部屋を出ていく2人。
「あ、ごめんな。今日はありがとう。」
潤くんがお礼を言うと、おーのさんが潤くんに抱きついた。
「リーダー、止めとけ」
「まつじゅぅん、好きぃ」
「はいはい、分かった」
「ニノがスゴい目で見てるから」
「ニノぉ、好きぃ」
「分かりましたよ」
「はい、さとしくん、帰りますよ!」
「はぁーい」
シゲ、すげぇ。彼氏パワーか!
「まさきっ起きろっ!」
相葉さんは、半分寝ている。
そんなこんなで、俺たちは、
2人になった。
