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彼氏いない歴20年、妊娠3か月。

第7章 真実

ブー、ブー

携帯のバイブが鳴る。これほどまでに心強い着信はない。


でも、画面を見てみると、それは優子じゃなくて・・・


知らない番号からだった。


「も、もしもし」


「あっ、万里ちゃん?俺だけど・・・松永優斗。覚えてる?」


「松永さん・・・」


一瞬で怒りが込み上げてきた。

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