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誰かお願いつかまえて

第1章 私ってやつは



「ハハッ、ごめんごめん!悪かったな!睨むなよ」


いや、人に睨むなとかいう前にあなたは笑いすぎて目に溜まった涙をどうにかしてください。


『なっなんのつもりしてんの!?どういうこと!?』

とにかく事情を説明して欲しい。


「そんなに怒るなよ。…ふぅ」

(いや、怒るでしょ!思わせぶりな態度とって!!)


大地はようやく笑いの波が引いてきたのか、正面のソファに戻った。








「ほんと、悪かったな。


でもこれではっきりしたよ」



(………何が?)



嫌な予感しか、しない。











「俺、















幸村のことは










恋愛対象として見れないわ」

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