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桜並木を見おろして【ARS・O】

第13章 これから

「土曜日、店休むの?」

相葉くんが、漬物をかじりながら言った。

「またあの男と京都へ行くんじゃないだろうな!」

潤くんが、大声で叫んで立ち上がった。

「そうや、あの人と京都の実家に行ってくるんや。」

「何っ!」

短く叫ぶと、潤くんがそのまま倒れた。

相葉くんが、素早く潤くんを抱きとめてくれた。

「一体どうしたんですか?」

ちょうどそこに二宮さんが入って来た。

「ちょうどいいとこに来た、印刷屋さん!こいつ寝かせるの手伝ってよ!」

相葉くんと二宮さんで、潤くんを小上がりに運んで寝かせてくれた。

「まったく、世話の焼ける男前ですね。」

二宮さんが腰を押さえている。
二宮さんは、腰痛持ちなのだ。

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