
先生…お願い。早く治して・・・
第79章 石川先生の魅惑の色仕掛け…そしてお仕置き
石川はベットに横になると、テレビを付けた
あの時以来か…
あの日、初めて綾をこの部屋に入れた日、
俺の行動は医者として…失格だった
綾の記憶が戻った今、
綾はまた俺の事を好きだと言ってくれる
俺がどんなに苦痛を与える治療をしても、
俺から泣いて逃げても…
散々怒りつけても、それでもあいつは俺を好きでいてくれる
いつもこの俺を困らせ、手を焼かせるのに
なんでだろうな…
俺の今までの生活をガンガンに乱し邪魔してくるのに、それが楽しいんだ
知れば知るほど愛おしい…
だからこそ、大事にしたい。
心からそう思う…
そう思うけど…
制御出来るかな…俺…
難関だなッ…
