
先生…お願い。早く治して・・・
第36章 石川先生の優しくも意地悪な治療(後編)
タオルで顔を隠したまま
綾『そこ……わるくない…っ』
違うとムキになる……
だって…先生が触るから…
石川「悪いよ…こんなに真っ赤に充血して腫れてるんだから。」
あえて石川は冷静に言い返す
綾『悪くないぃ〜ぅっ…ううっ…ヒッ…ッ…ク…』
まるで子供のように泣き出した…
それでも先生は返す言葉を緩めない………
石川「なぜ分かるの?綾はお医者さんなの?違うでしょ?こんなに赤く大きく腫れちゃってるんだ、悪いに決まってるでしょ。」
綾『ヤダっ…違うっ…もっ…んっ…んッ…っく…』
石川「じゃぁ、治療しなくて良いの?して欲しいんでしょ?」
綾『……っ…っ…。』
涙で言葉が出ない…
