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先生…お願い。早く治して・・・

第49章 前担当医(司馬先生)と現担当医(石川先生)


少しすると、40代位の優しそうな看護師さんがやって来た。

看護師:「初めまして。宜しくね」


そう言ってニコッと微笑んだ。




司馬 :「んじゃ、胸から検査するぞ。」

表情一つ変える事もなく、淡々と話す先生は昔から変わらない。それが昔から怖くてしょうがなかった。


司馬先生の言葉に看護婦は、


看護婦 :「ごめんね。ボタン外すね〜」


先生の顔が怖くて、まるで金縛りにあったかのように固まる私のパジャマのボタンを看護婦はササッと外すと、司馬先生の前に小ぶりな胸が露わになった。左胸には石川先生が処置をした注射の止血止めのシールが貼られていたが、その下は明らかに腫れていた。

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