
先生…お願い。早く治して・・・
第52章 ちょっとドSな石川先生の治療②
石川は綾の目線に合わせ、頭に手を乗せると
「綾……もう今日は頑張れない??」
『……分かんない…でも身体がおかしい…』
「どうおかしいの?」
俺は分かっていてこんな質問をした…
綾の身体の異変は、俺が治療前に飲ませた遅効性の媚薬のせいだ。
数値が今まで以上に高く、通常の治療では取り切れない事を分かっていた石川は、治療器での治療だけで、根を上げるであろう綾が、自らの意志で治療を続けさせようと、遅効性の媚薬を飲ませたのだ…
治療器での治療中に効いてきてしまったのは少し誤算だったが、未だ頂点に達することも出来ずに熱く火照った身体は自分自身ではどうする事も出来ず、俺にどうにかして欲しいと言って来るの事は分かっていた…
半ば強制的に治療するよりは、自分の口から“治療して”と言わせる事が、このつらい治療を耐える為には必要だと石川は考えていた。
とはいえ、薬を飲ませて言わざる終えない状況を作り出している事には、少なからず罪悪感すら感じる
