駄目だよ!お兄ちゃんっ!
第2章 愛がないHでもいい?
お兄ちゃんの部屋から鮮明に聞こえてくる。
女の人の甘い声。
「ひゃ・・・ああぁっ!
んっんぅっっ!」
離れてよ・・・
「あっ!
そこらめっ!」
やめてよ・・・。
「やああぁあっ!」
私のお兄ちゃんに触らないで!!!
気がつけば私はお兄ちゃんの部屋のドアノブを掴んでいた。
ーごめんなさいってしめればいい。
ちょっと邪魔するだけ・・・。
止まらない嫉妬心。
私は勢いよくドアを開いた。
「お兄ちゃん!
真美先輩!
お菓子、何かいりませんかぁ!?」