テキストサイズ

サカっちゃうよね

第4章 彼の寮で…

トランプしながら、桜井先輩はベッドにたて肘付くようにもたれかかっていた。



そこへ、優介の携帯が鳴ったー



ご両親のようだ。


きっと、誕生日おめでとう電話だろうが…




ここは電波が悪い。


食堂の方は電波があるらしく、優介もだいたいいつもそこで私との電話をしていた。


自然に、フラつきながらも部屋を出て行ってしまった。



そこで桜井先輩が言った。

「ねぇ、アイツの持ち札、見ちゃおうぜ」


「え?ダメですよ〜」


「イイじゃん!イイじゃん!少しだけ!」


そう言って、身を乗り出した


「ダメですってば〜つまんなくなっちゃうし〜」


と、私が言った時ー






ストーリーメニュー

TOPTOPへ