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橙の傷

第5章 爆発

「あっ、えっと、あっ、やっ、」

私はてんぱって、どんどん顔が熱くなる。

お兄ちゃんが目を丸くして私を見つめる。

見られてる!

欲望が体を駆け抜けて、じわっと、あそこがうずく。

ザバッ、とお兄ちゃんが勢いよくたつ。

狭いお風呂場でお兄ちゃんと私の距離はそんなにない。

ぎらりと、お兄ちゃんの瞳が光る。

その目、は。

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