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橙の傷

第5章 爆発

「ちょ、でて。」

出ていくように私に言う。

「やー!」

ちょっとわがままをいってみる。

「いいから!」

私の肩を、押そうとしたのだろう。

その手は私の胸に押し付けられた。

「えっ」「あっ」

お互いビックリして、私が後ずさると、シャワーの蛇口をちょうど捻ってしまった。

ザァッ…

お兄ちゃんの白いTシャツが肌に張り付く。

下に来ていた上下お揃いの下着がどんどん透ける。



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