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橙の傷

第5章 爆発

「おにぃ…ちゃ…」

直に感じる手の温もりが、お兄ちゃんの手の感じが私をどんどんおかしくさせる。

ふわふわと優しく揉む手が愛おしい。

「橙乃…」

どくん…と名前を呼ぶ声に動機が早くなる。

「博人…」

色気を帯びた目がとても、きれい。

「んっ…」

ちゅっ…とまた一度唇を重ねる。

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