テキストサイズ

橙の傷

第5章 爆発

「あぁぁぁっ!」

バラバラに動き出した指の動きは、私には強い刺激で。

「聞かせて…橙乃の気持ちいい声…」

お兄ちゃんは繋いでいた手をほどくと、私の頬を一なでした。

なんでか、涙が溢れそうになった。

「んんっ!ふんっ、あっ!あっ!」

また、白い景色を見る前に、お兄ちゃんの、手が止まった。

「入れるよ…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ