テキストサイズ

橙の傷

第5章 爆発

「悪い…少し無茶だったな…」

お兄ちゃんの優しい大きな手が頭を撫でてくれる。

「へ…いき…」

「ん…汗、ながそうか。」

そういうと背中と膝裏にてを当てて軽々と私をお兄ちゃんは持ち上げた。

「博人…」

「ん…?」

「大好き…」

一瞬立ち止まってなぜか難しい顔をする。

「…………俺も。すき。」

極上の笑顔で極上の答えが返ってきた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ