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橙の傷

第7章 帰宅 ※side博人

事の最中のようにとてもいい鳴き声をあげる。

「いや!あのね!えと!」

ばっ!と起き上がって顔を真っ赤にしながら弁解するけど、俺の目はどうしても揺れる胸にいってしまう。

「博人ぉ…」

ぷぅっと膨れた橙乃に勘弁してやるか、と思ってにやついたまま体を起こした。

「先、風呂入ってこい。飯用意しとくから。」

そこら辺に飛んでいた自分の下着をはいて、適当にTシャツをきる。

「う、うん。ありがと。」

橙乃は裸のまま立ち上がるとそのまま頼りない足で風呂場に向かった。

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