君と僕の見ている風景
第14章 生涯一度の恋
ー翔sideー
相葉くんはまだ結婚する気は無い。
俺は勝手にそう思い込んでた。
嵐5人の中でカップルが2組出来上がってしまい、仕事やりにくいだろうと申し訳なく思ってた。
それでも相葉くんは嫌な顔ひとつしないで俺達の幸せを願ってくれていた。
いつも笑顔で皆に優しい相葉くん。
でも恋愛に関しては…優しさは無かった。
深入りする事を嫌い、長続きしない恋ばかりの彼。
てっきり…興味がないんだと思ってた。
でも違った。
相葉くんも…純粋にたった1人の人を想い続けていたなんて思わなかった。この日までは。
オムツ売り場で目の前の女性を見て固まる相葉くん。
その表情は今までに見た事無い顔だった。
雅紀「………」
女性「………久し振り…マーくん」
雅紀「あ…うん…」
ぎこちない空気が流れる。
雅紀「………翔ちゃん!」
「え!?」
いきなり振り返り、俺が押していたカートを掴んだ。
雅紀「ほら、レジ混み出したからいこ?」
そのまま振り返らず、相葉くんはカートを押して去って行った。
「ちょ…相葉くん!」
俺はその女性に頭を下げ、慌てて相葉くんの後を追った。
相葉くんはまだ結婚する気は無い。
俺は勝手にそう思い込んでた。
嵐5人の中でカップルが2組出来上がってしまい、仕事やりにくいだろうと申し訳なく思ってた。
それでも相葉くんは嫌な顔ひとつしないで俺達の幸せを願ってくれていた。
いつも笑顔で皆に優しい相葉くん。
でも恋愛に関しては…優しさは無かった。
深入りする事を嫌い、長続きしない恋ばかりの彼。
てっきり…興味がないんだと思ってた。
でも違った。
相葉くんも…純粋にたった1人の人を想い続けていたなんて思わなかった。この日までは。
オムツ売り場で目の前の女性を見て固まる相葉くん。
その表情は今までに見た事無い顔だった。
雅紀「………」
女性「………久し振り…マーくん」
雅紀「あ…うん…」
ぎこちない空気が流れる。
雅紀「………翔ちゃん!」
「え!?」
いきなり振り返り、俺が押していたカートを掴んだ。
雅紀「ほら、レジ混み出したからいこ?」
そのまま振り返らず、相葉くんはカートを押して去って行った。
「ちょ…相葉くん!」
俺はその女性に頭を下げ、慌てて相葉くんの後を追った。