君と僕の見ている風景
第14章 生涯一度の恋
ー雅紀sideー
翔「相葉くん…相葉くん!」
………翔ちゃんの声が聞こえる。
翔「相葉くん…!」
あれ…俺何してんだっけ。
翔ちゃんと買い物に来て………そうだ…。
あやちゃんに逢ったんだ…。
相変わらず可愛くて…小柄で…。
子供…抱いてた…。
………結婚したんだ。
そうだよね。
やっぱり好きな男が居たんだ…。
ハンドルを握り締める手に力がこもる。
無意識に…アクセルま強く踏んでいた。
何やってんだ俺…。
情けない…元カノから逃げるなんて…。
でも…無理だよ。
どんな顔して逢えばいい…。
あやちゃん…。
あやちゃん…。
あやちゃん…。
翔「雅紀!!信号赤!!!」
「っっ!!」
ハッと我に返り、急ブレーキを踏む。
目の前には交差点と…赤信号。
キィィーッと音を立て、白線から半分出た所で車は止まった。
「はぁっ…はぁ…ご、ごめん…」
翔「………何なんだよ…もう…」
前に手を付いた翔ちゃんがぐったりと項垂れてる。
太陽「おぎゃあ…おぎゃあ…」
急ブレーキにびっくりしたのだろう。
後部座席のチャイルドシートで眠っていた太陽くんが泣き出した。
翔「太陽…!大丈夫?」
「ご、ごめん太陽くん!」
泣き止まない太陽くんをあやそうと、一旦俺はコンビニの駐車場に車を停めた。
直ぐに後部座席に乗り込んで翔ちゃんは太陽くんをあやし始めた。
しばらくグズっていた太陽くんも徐々に落ち着き、また眠りについた。
翔ちゃんが車を降り、運転席にやって来る。
翔「運転代われよ」
扉を開け、腕を掴まれる。
「え…」
翔「今のお前に運転させられない。そんな運転でもし太陽に何かあったら俺と潤は絶対お前を許す事が出来ないから」
「………」
低いトーンで話す翔ちゃんの顔は…完全にキレていた。
「………ごめんなさい」
俺が助手席に乗り、翔ちゃんの運転で車が発進された。
翔「………」
「………」
無言の車内。
気まずい空気になり、どうしようかと思いを巡らせてると、翔ちゃんが別のコンビニに入り、端に駐車した。
「………翔ちゃん…?」
翔「………」
すると何も言わずに翔ちゃんは…車を降りてしまった。
翔「相葉くん…相葉くん!」
………翔ちゃんの声が聞こえる。
翔「相葉くん…!」
あれ…俺何してんだっけ。
翔ちゃんと買い物に来て………そうだ…。
あやちゃんに逢ったんだ…。
相変わらず可愛くて…小柄で…。
子供…抱いてた…。
………結婚したんだ。
そうだよね。
やっぱり好きな男が居たんだ…。
ハンドルを握り締める手に力がこもる。
無意識に…アクセルま強く踏んでいた。
何やってんだ俺…。
情けない…元カノから逃げるなんて…。
でも…無理だよ。
どんな顔して逢えばいい…。
あやちゃん…。
あやちゃん…。
あやちゃん…。
翔「雅紀!!信号赤!!!」
「っっ!!」
ハッと我に返り、急ブレーキを踏む。
目の前には交差点と…赤信号。
キィィーッと音を立て、白線から半分出た所で車は止まった。
「はぁっ…はぁ…ご、ごめん…」
翔「………何なんだよ…もう…」
前に手を付いた翔ちゃんがぐったりと項垂れてる。
太陽「おぎゃあ…おぎゃあ…」
急ブレーキにびっくりしたのだろう。
後部座席のチャイルドシートで眠っていた太陽くんが泣き出した。
翔「太陽…!大丈夫?」
「ご、ごめん太陽くん!」
泣き止まない太陽くんをあやそうと、一旦俺はコンビニの駐車場に車を停めた。
直ぐに後部座席に乗り込んで翔ちゃんは太陽くんをあやし始めた。
しばらくグズっていた太陽くんも徐々に落ち着き、また眠りについた。
翔ちゃんが車を降り、運転席にやって来る。
翔「運転代われよ」
扉を開け、腕を掴まれる。
「え…」
翔「今のお前に運転させられない。そんな運転でもし太陽に何かあったら俺と潤は絶対お前を許す事が出来ないから」
「………」
低いトーンで話す翔ちゃんの顔は…完全にキレていた。
「………ごめんなさい」
俺が助手席に乗り、翔ちゃんの運転で車が発進された。
翔「………」
「………」
無言の車内。
気まずい空気になり、どうしようかと思いを巡らせてると、翔ちゃんが別のコンビニに入り、端に駐車した。
「………翔ちゃん…?」
翔「………」
すると何も言わずに翔ちゃんは…車を降りてしまった。