君と僕の見ている風景
第5章 結婚までの道のりー後編ー
「潤。準備出来た?」
潤「う、うん…」
俺の問い掛けにも上の空で潤は姿見の前で何度も身なりを整えている。
結婚発表から一夜開けた火曜日。
テレビは相変わらず俺と潤の結婚の話題。
特集を組んでる番組もあり、Jr.時代からの俺達の映像を流したり、過去の何気無いコメントを無理矢理結婚の事に結び付けたり、テレビ局によって内容は様々だった。
他にもっと報道する事あるだろ…。
そう思いながらも、これも人気のバロメーターだと、有り難い事だとも思う。
「潤そろそろ行こうか」
潤「う、ん…」
緊張がマックスになった潤は上の空でなおも姿見を見続けていた。
緊張だけじゃない。真央ちゃんの事もあるのかもしれない。
ただの電話だったのに…昨夜は俺のせいで少しギクシャクしてしまった。
「潤」
俺は姿見と潤の間に立った。
「昨日はごめん。真央ちゃんの事…俺気にしすぎた」
潤「いや…気にするのは俺のせい…」
潤の言葉を遮る様に、俺は潤の首に腕を回して唇を重ねた。
何度も角度を変えて…リップ音を立てながら啄む様にキスをした。
驚いて目を開いていた潤も…ゆっくりと目を閉じ、俺の腰に手を回した。
「………落ち着いた?」
キスの後、潤を見つめると少し緊張が解れたのか、優しい笑顔で俺を見つめていた。
潤「………ありがと」
「もう真央ちゃんは気にしてない…とりあえず今は」
潤「今だけなの?」
クスッと笑い合いながら、俺達は抱き締め合った。
「だから…今日も大丈夫。何があっても」
潤「うん」
大丈夫。平気だ。俺達は結婚するんだから。
潤に強く抱き締めながら、俺は頭の中の彼女の存在を必死に打ち消した。
潤「う、うん…」
俺の問い掛けにも上の空で潤は姿見の前で何度も身なりを整えている。
結婚発表から一夜開けた火曜日。
テレビは相変わらず俺と潤の結婚の話題。
特集を組んでる番組もあり、Jr.時代からの俺達の映像を流したり、過去の何気無いコメントを無理矢理結婚の事に結び付けたり、テレビ局によって内容は様々だった。
他にもっと報道する事あるだろ…。
そう思いながらも、これも人気のバロメーターだと、有り難い事だとも思う。
「潤そろそろ行こうか」
潤「う、ん…」
緊張がマックスになった潤は上の空でなおも姿見を見続けていた。
緊張だけじゃない。真央ちゃんの事もあるのかもしれない。
ただの電話だったのに…昨夜は俺のせいで少しギクシャクしてしまった。
「潤」
俺は姿見と潤の間に立った。
「昨日はごめん。真央ちゃんの事…俺気にしすぎた」
潤「いや…気にするのは俺のせい…」
潤の言葉を遮る様に、俺は潤の首に腕を回して唇を重ねた。
何度も角度を変えて…リップ音を立てながら啄む様にキスをした。
驚いて目を開いていた潤も…ゆっくりと目を閉じ、俺の腰に手を回した。
「………落ち着いた?」
キスの後、潤を見つめると少し緊張が解れたのか、優しい笑顔で俺を見つめていた。
潤「………ありがと」
「もう真央ちゃんは気にしてない…とりあえず今は」
潤「今だけなの?」
クスッと笑い合いながら、俺達は抱き締め合った。
「だから…今日も大丈夫。何があっても」
潤「うん」
大丈夫。平気だ。俺達は結婚するんだから。
潤に強く抱き締めながら、俺は頭の中の彼女の存在を必死に打ち消した。