
Starlight Kiss
第9章 tragic love②
ー翔sideー
「おはようございます」
ホスト「櫻井おはよー」
開店まで1時間。
次々とホストが店に到着する。
俺は挨拶をしながらその準備に終われていた。
テーブルを拭いていたその時、ポケットに入れていた俺の携帯が音を立てる。
見ると…舞のいる病院からだった。
「もしもし」
『もしもし櫻井さん』
慌てた様子の看護婦の声がする。
『舞ちゃんが発作起こして危ない状態なんです。直ぐに来て頂けますか?』
「舞が!?わ…分かりました。直ぐ伺います!」
電話を切り慌てて立ち上がるといつの間にか目の前に坂本店長が立っていた。
坂本「櫻井。どうした」
「あ、あの…舞が…妹が…」
震えて上手く喋れない。
舞…舞…!
坂本「入院してる妹さんか?どうかしたのか」
「発作が起きて…危ないって…俺…行か…行かなきゃ…」
坂本「櫻井落ち着け」
震える俺の手を、店長は強く握った。
坂本「直ぐに行こう。俺も行くから」
「店長…」
顔を上げると、落ち着いた表情で、でもその言葉と握られたその手は温かくて…力強かった。
坂本「お前達。事情聞いただろ。店を任せるから頼む」
スタッフに声を掛けると全員が頷いた。
坂本「行くぞ」
「は、はい…!」
店長にそのまま手を引かれ、俺は病院へと向かった。
「おはようございます」
ホスト「櫻井おはよー」
開店まで1時間。
次々とホストが店に到着する。
俺は挨拶をしながらその準備に終われていた。
テーブルを拭いていたその時、ポケットに入れていた俺の携帯が音を立てる。
見ると…舞のいる病院からだった。
「もしもし」
『もしもし櫻井さん』
慌てた様子の看護婦の声がする。
『舞ちゃんが発作起こして危ない状態なんです。直ぐに来て頂けますか?』
「舞が!?わ…分かりました。直ぐ伺います!」
電話を切り慌てて立ち上がるといつの間にか目の前に坂本店長が立っていた。
坂本「櫻井。どうした」
「あ、あの…舞が…妹が…」
震えて上手く喋れない。
舞…舞…!
坂本「入院してる妹さんか?どうかしたのか」
「発作が起きて…危ないって…俺…行か…行かなきゃ…」
坂本「櫻井落ち着け」
震える俺の手を、店長は強く握った。
坂本「直ぐに行こう。俺も行くから」
「店長…」
顔を上げると、落ち着いた表情で、でもその言葉と握られたその手は温かくて…力強かった。
坂本「お前達。事情聞いただろ。店を任せるから頼む」
スタッフに声を掛けると全員が頷いた。
坂本「行くぞ」
「は、はい…!」
店長にそのまま手を引かれ、俺は病院へと向かった。
