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Starlight Kiss

第9章 tragic love②

松岡「………久し振り」


「………うん」


松岡「………悪いな急に呼び出して」


「ううん…嬉しかったよ」


松岡「入れよ」


「………うん」


昌宏さんからの急な呼び出しに俺は仕事を早く切り上げ、昌宏さんのマンションに久し振りにやって来た。


一月振りだろうか。
ほぼ同棲状態で入り浸っていたこのマンションも…昌宏さんの顔も。


ぎこちない雰囲気のまま、リビングへと移動した。


松岡「明日…お袋が来るんだ」


「え?」


驚いて振り返る。


松岡「電話掛かって来てさ。色々話しててさ…付き合ってる奴が居るんだったら…会わせろって」


「………」


松岡「………会ってくれるか?」


「良い、の…?」


松岡「………」


深く息を吐きながら、昌宏さんはソファーに腰掛ける。


松岡「………ホストの仕事…やっぱり簡単に許す事は出来ない。でも…許さなきゃいけないとも思ってる。何より…こんな事が原因でお前と駄目になりたくない」


「昌宏さん…」


松岡「………側に居てくれ。翔」


昌宏さんが手を伸ばす。


「うん…!」


その手を握ると、昌宏さんに抱き寄せられる。


昌宏さんの感触…昌宏さんの香り。


俺も嫌だ…昌宏さんとずっと一緒に居たい。


「………抱いて…昌宏さん…」


そのままソファーに押し倒され、昌宏さんが覆い被さって来る。


無言で俺の服が落とされる。
俺も昌宏さんの服を脱がせた。


「はぁっ…あっっ…昌宏さん…」


静かな部屋に、俺達の行為の音だけが響いていた。

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