Starlight Kiss
第3章 接近
一瞬俺の目を疑った。
まさかこんな所で彼と逢えるなんて。
でも紛れもない、彼はあの娼舘に居た男娼のショウさんで。
「ショウさん…こんにちは。奇遇ですね」
一応笑顔で挨拶はしたものの、
ショウ「………」
険しい顔をして見つめられた。
ショウ「………あんたストーカー?」
「へ?」
突然の台詞にすっとんきょうな声が出る。
ショウ「何処で調べたか分からないけど…この間といい今日といい…いくら俺の事気に入ったからって病院にまで来られると困るんだよ。警察に言うよ?」
「あ、いや…あの…俺は…」
ショウ「こっちはビジネスでやってるんだからさ、金払って来てるんだったら割り切って貰わないと困るんだよ。いい大人なんだからさ。大体あんた、俺と寝た事もないのにこんな事して…馬鹿?」
「ば…」
あまりの言われように俺は言葉を失った。
けれどショウさんの毒舌は止まらなかった。
ショウ「まさか童貞じゃないよな?単純に俺に一目惚れしたんだろうけど…好きになるならもっと普通の人間にしろよ。俺はそんなんじゃないの。アフターもしないし、客とは店以外では絶対会わない。俺が好きなら店に来て俺にお金落とせよ。俺が求めてるのはそういう男。分かったならさっさと帰れよ。」
彼が言い終わると同時にエレベーターの扉が開いた。
目の前にはナースステーション。奥には病室が並んでいた。
まだ上の階だろうか。1階ではなかった。
ショウさんは俺に振り返りもせずにスタスタと降りて行く。
「………」
やっと…フツフツと怒りが沸き上がって来る。
俺…何であそこまでボロカスに言われなきゃいけないんだよ。
見る度にドキドキしていた彼への熱が一気にクールダウンしていくのが分かった。
俺は彼の背中を追い掛け…エレベーターを出た。
「待って下さい!」
ショウさんが振り返るが歩く足は止まらない。
俺を睨みながら奥へと歩いて行く。
「待てって!!」
俺は思わず声を荒げながらショウさんの腕を掴んだ。
まさかこんな所で彼と逢えるなんて。
でも紛れもない、彼はあの娼舘に居た男娼のショウさんで。
「ショウさん…こんにちは。奇遇ですね」
一応笑顔で挨拶はしたものの、
ショウ「………」
険しい顔をして見つめられた。
ショウ「………あんたストーカー?」
「へ?」
突然の台詞にすっとんきょうな声が出る。
ショウ「何処で調べたか分からないけど…この間といい今日といい…いくら俺の事気に入ったからって病院にまで来られると困るんだよ。警察に言うよ?」
「あ、いや…あの…俺は…」
ショウ「こっちはビジネスでやってるんだからさ、金払って来てるんだったら割り切って貰わないと困るんだよ。いい大人なんだからさ。大体あんた、俺と寝た事もないのにこんな事して…馬鹿?」
「ば…」
あまりの言われように俺は言葉を失った。
けれどショウさんの毒舌は止まらなかった。
ショウ「まさか童貞じゃないよな?単純に俺に一目惚れしたんだろうけど…好きになるならもっと普通の人間にしろよ。俺はそんなんじゃないの。アフターもしないし、客とは店以外では絶対会わない。俺が好きなら店に来て俺にお金落とせよ。俺が求めてるのはそういう男。分かったならさっさと帰れよ。」
彼が言い終わると同時にエレベーターの扉が開いた。
目の前にはナースステーション。奥には病室が並んでいた。
まだ上の階だろうか。1階ではなかった。
ショウさんは俺に振り返りもせずにスタスタと降りて行く。
「………」
やっと…フツフツと怒りが沸き上がって来る。
俺…何であそこまでボロカスに言われなきゃいけないんだよ。
見る度にドキドキしていた彼への熱が一気にクールダウンしていくのが分かった。
俺は彼の背中を追い掛け…エレベーターを出た。
「待って下さい!」
ショウさんが振り返るが歩く足は止まらない。
俺を睨みながら奥へと歩いて行く。
「待てって!!」
俺は思わず声を荒げながらショウさんの腕を掴んだ。