Starlight Kiss
第3章 接近
ー雅紀sideー
「お疲れ様でしたー」
久し振りに定時で仕事を終えた俺は残業組に声を掛け会社を後にした。
まだ家に帰る時間にしては早い時間。
たまには1人で飲みに行ってみようか。
そんな事を考えながら会社から夕暮れの街に出た瞬間、
「相葉さん…!」
何となく聞き覚えのある声に振り返った。
「え…」
そこに立っていたのは…紛れもなくショウさんだった。
「何で…」
ショウ「………この間の事…謝りたくて…」
「この間って…」
脳裏に甦る1週間程前の記憶。
病院での彼のやり取り。
仕事が忙しかったからか…考えない様にしてたからか…あまり思い出す事は無かった記憶。
ショウ「ごめんなさい!」
ショウさんが俺の前に立ち、深く頭を下げた。
「ちょっ、どうしたんですか?」
慌てた俺はショウさんの腕を掴み、人目に付きにくい裏道へと入った。
ショウ「俺…誤解して酷い事言ってしまって…本当にごめんなさい」
「それでわざわざここまで?」
ショウ「………あの後…9階に行きました。確かに…松本潤さんて方…いらっしゃいました。声は掛けてません。多分…その時に貴方は本当に偶然にあそこに居たんだって分かりましたから…本当に…ごめんなさい」
「あ、いえ…そんな」
ショウ「太一さんの後輩だと言われてたから…多分ここかなと。太一さん…家や会社の場所まで俺に教えてくれてましたから…どうしても…一言謝りたくて…」
俺に向かってショウさんは何度も頭を下げる。
その姿に俺はすっかり毒気を抜かれてしまった。
「気にしないで下さい。わざわざ謝りに来てくれただけで充分ですよ」
ショウ「でもそれじゃ俺の気が済まなくて…。何か…俺に出来る事…」
そういうと、ショウさんは俺の手を取り、指を絡めた。
「え…?」
そのまま…ショウさんはその手にキスをしながら俺をじっと見つめる。
「ショウ…さん?」
さっきまでの顔とは違う…トロンとした上目使い。
酷く…色っぽい。
ショウ「ね…2人きりになれるとこ…行こう?」
甘く囁きながら俺をペロッと舌を覗かせた。
「っっ…」
その甘美な瞳から…俺は目が離せないでいた。
「お疲れ様でしたー」
久し振りに定時で仕事を終えた俺は残業組に声を掛け会社を後にした。
まだ家に帰る時間にしては早い時間。
たまには1人で飲みに行ってみようか。
そんな事を考えながら会社から夕暮れの街に出た瞬間、
「相葉さん…!」
何となく聞き覚えのある声に振り返った。
「え…」
そこに立っていたのは…紛れもなくショウさんだった。
「何で…」
ショウ「………この間の事…謝りたくて…」
「この間って…」
脳裏に甦る1週間程前の記憶。
病院での彼のやり取り。
仕事が忙しかったからか…考えない様にしてたからか…あまり思い出す事は無かった記憶。
ショウ「ごめんなさい!」
ショウさんが俺の前に立ち、深く頭を下げた。
「ちょっ、どうしたんですか?」
慌てた俺はショウさんの腕を掴み、人目に付きにくい裏道へと入った。
ショウ「俺…誤解して酷い事言ってしまって…本当にごめんなさい」
「それでわざわざここまで?」
ショウ「………あの後…9階に行きました。確かに…松本潤さんて方…いらっしゃいました。声は掛けてません。多分…その時に貴方は本当に偶然にあそこに居たんだって分かりましたから…本当に…ごめんなさい」
「あ、いえ…そんな」
ショウ「太一さんの後輩だと言われてたから…多分ここかなと。太一さん…家や会社の場所まで俺に教えてくれてましたから…どうしても…一言謝りたくて…」
俺に向かってショウさんは何度も頭を下げる。
その姿に俺はすっかり毒気を抜かれてしまった。
「気にしないで下さい。わざわざ謝りに来てくれただけで充分ですよ」
ショウ「でもそれじゃ俺の気が済まなくて…。何か…俺に出来る事…」
そういうと、ショウさんは俺の手を取り、指を絡めた。
「え…?」
そのまま…ショウさんはその手にキスをしながら俺をじっと見つめる。
「ショウ…さん?」
さっきまでの顔とは違う…トロンとした上目使い。
酷く…色っぽい。
ショウ「ね…2人きりになれるとこ…行こう?」
甘く囁きながら俺をペロッと舌を覗かせた。
「っっ…」
その甘美な瞳から…俺は目が離せないでいた。