テキストサイズ

いつまでもここに居て

第3章 本当の審議を[21]


「いや、ちゃんと翔君も誘うつもりでしたよ?いつものメンバーですから。しかも誰よりも頼りになるし笑」

「え!?そう?なんか嬉しい事言うね〜いつものメンバーと勉強出来て嬉しいな~」

(これは虚像)

「ですね。では日にちは今日は金曜日なので、明日の11時に。潤君の家の前で。」

「わかった!じゃあまた!」
(これも虚像。だって行く気なんかないから聞いてないし。)

誰か俺の嘘を知っている奴がいる。声が聞こえるんだ。不思議な声。
俺の言うことを何故か全部知ったような口で言ってくるんだ。

待ってと言うニノを置いて逃げ出してしまった。
この声が邪魔で仕方ない。しかもこの声は俺の本心を喋るもんだから余計いらいらする。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ