いつまでもここに居て
第4章 ※ツンとした君に愛されたい[32]
「はあ…翔ちゃん…急に締めちゃだめ…」
とりあえず1回戦。
雅紀が俺になんか言ってきた。
「はあ…?俺のせいにすんなし…、!次からしてやんないぞ…」
「ごめん!しょーちゃん~だって可愛いんだもん〜!」
男子同士のよくある賢者タイム中。
雅紀に俺はぎゅーうと抱きしめられる。
なでなでもされる。
キスも降ってくる。
むす。と頬を膨らます俺に「はい。しょーちゃんぷしゅ~」なんて言いながら俺の膨らんだ頬を潰してくる。
意地悪してやってるはずなのに、楽しそうな雅紀。
多分、分かってるんだろうな。
俺がこんな素直になれないって事に。
そしてこんな俺を許してくれるのも雅紀だけなんだなってことも。
ありがとう、雅紀。
END