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第9章 俺の優しいHERO by みきちん
申し訳なく思っていると
「お前が気にする事じゃない」
「今から楽しい思い出作ろうな」
「これから宜しく」
優しく語りかけてくれた。
大野先生と一緒だ。
それからの一年は本当に楽しくて。
いじめられたことを忘れさせてくれた。
日課も出来た。
放課後、屋上へ行くこと。
「大野先生」
「よう、カズ」
煙草を吹かしながら出迎えてくれる。
他愛もない話をして、二人で笑って。
この時間がずっと続けばと思う。
大野先生が好き……
男に惚れた俺、先生と生徒。
ずっとこの恋は胸にしまおう……
でも、卒業式の日
俺は告白しようと決めた。
いつものように放課後、屋上へ。
「こうやって会えるのも最後だな」
俺は何も言えなかった。
「どうした?」
俺は意を決して
「俺、先生が好きです」
伝えたと同時に
恥ずかしくて逃げ出した。
するとものすごい速さで
腕を捕まえられ
「なんで先に言うかな」
「えっ?
だって会えるの最後って……」
「ここで会えるのがって事!
これからはいつでも会えるだろ。
恋人になるんだから」
屋上で流す2度目の涙は
うれし涙になった。
END
「お前が気にする事じゃない」
「今から楽しい思い出作ろうな」
「これから宜しく」
優しく語りかけてくれた。
大野先生と一緒だ。
それからの一年は本当に楽しくて。
いじめられたことを忘れさせてくれた。
日課も出来た。
放課後、屋上へ行くこと。
「大野先生」
「よう、カズ」
煙草を吹かしながら出迎えてくれる。
他愛もない話をして、二人で笑って。
この時間がずっと続けばと思う。
大野先生が好き……
男に惚れた俺、先生と生徒。
ずっとこの恋は胸にしまおう……
でも、卒業式の日
俺は告白しようと決めた。
いつものように放課後、屋上へ。
「こうやって会えるのも最後だな」
俺は何も言えなかった。
「どうした?」
俺は意を決して
「俺、先生が好きです」
伝えたと同時に
恥ずかしくて逃げ出した。
するとものすごい速さで
腕を捕まえられ
「なんで先に言うかな」
「えっ?
だって会えるの最後って……」
「ここで会えるのがって事!
これからはいつでも会えるだろ。
恋人になるんだから」
屋上で流す2度目の涙は
うれし涙になった。
END